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2015.02.07更新

先頃、防衛医科大の研究チームが高濃度ビタミンCが放射線障害を軽減するというマウスの実験結果を米科学誌に発表したというニュースが流れました。放射線照射により体内に発生した活性酸素を除去するというメカニズムです。ビタミンCの酸化防止効果は古くから知られていましたが、高濃度になると活性酸素などによるフリーラジカルを抑制します。フリーラジカルは細胞の遺伝子に作用し、変異を起こしたり、壊したりしますので様々な病態を引き起こします。特に有名なのは骨髄細胞に作用して白血球細胞を減少させたり、腸粘膜に作用し下痢を誘発したりします。このような変化は他の正常細胞にも起こり、発癌に繋がることも報告されています。抗癌剤でも同様のことが起こりますので、放射線障害を軽減するだけでなく、抗癌剤の副作用も軽減します。おそらく、放射線や抗癌剤による2次発癌も抑制することでしょう。投与量は人間に換算すると180gと報告していますが、100gぐらいでも2回投与すれば十分かと思われます。ようやく高濃度ビタミンCの効果が科学的に証明される時代になりました。

投稿者: みなと芝クリニック

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